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へなちょこプラントラバーが千葉より綴る…

サボテン本の新刊紹介


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久し振りの植物書籍購入

 

いつの間にかこんな本が出ていたので購入しました。

 

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大阪にある山城愛仙園さんの園主さんが著者です。以前紹介したコーデックス、ハオルチアでも出版されている12カ月栽培シリーズの新刊ですね。
 
 
 
内容はこれまでのものを踏襲していて、品種紹介、12カ月毎の管理方法、その他実生や接ぎ木などの紹介です。私はサボテンも好きでちょこちょことは手を出しているものの全く知識は無いので、熟読します。
 
 ちなみに私がどれくらいサボテンの知識が無いかというとこういう栽培の分け方をすることも知らなかったくらい。
 

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 塊根で言うところの夏型・冬型のようなくくりで合っていますよね?私はマミラリアもロフォフォラも同一管理をしていましたが、それは間違いだったようです。
 
このシリーズは以前、コーデックス・ハオルチアが発売された際にツイッターで面白みがないベーシックな内容とつぶやいたことがあったのですが、自分に知識が無いサボテンの巻を読んで、なるほど、こういうことかと理解しました。
 
そもそも12カ月栽培のターゲット自体がベーシックな内容が知りたい人が買う書籍なんですよね。そういう目線で見るとこのシリーズは良く出来ているなぁと思います。植物を始めたころに困ったのはやはり「この時期に水あげていいの?」「植え替えっていつしていいの?」みたいな季節的な作業の疑問でした。ずばりそうした季節的な疑問に答える形のこのシリーズは入門書としてピッタリだと思います。そして入門書だからこそベーシックなことしか書けないですよね。独自の管理方法なんて自身の失敗があって構築されるもんだと思いますし。
 
とりあえず私はこのサボテン巻を熟読します。
 
サボテンの書籍ではこちらもオススメです。
 

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ちなみに12カ月栽培シリーズですが、エケベリアも同シリーズから出版されるようです。こちらはたにっくん工房の松岡さん監修です。
 
 
これで12カ月栽培シリーズは大体出切った感じですかね・・・?個人的にはアリ植物とかめちゃくちゃコアなところも出して欲しいんですが、NHK出版なのでそこまで攻めることはきっとしないでしょう。でもやはりNHKが出版していて、かつ著者の方も有名な方ばかりなので、きっとこのシリーズは今後の栽培本のベーシックになっていきそうな気がします。
 
あとこんな書籍も出るようです。
 

 

ビカクは好きな人が多い割にはちゃんとした書籍は出てないですよね。こちらは12カ月栽培ではなく、栽培の教科書シリーズ。こちらもそこそこ評判はいいみたいなので、私も最近ビカク育てた意欲がすごいのでこの本は買ってみようかと思います。 

 

1年半くらい前にあった一時の塊根植物本ブームが落ち着いて最近は植物本も新しいものが出なくて寂しくなりました。これまで全くの未開の分野だったことを考えると塊根本でオススメ出来る本はここ数年で色々と出版されたのですが、まだ塊根植物ではこれを読んでおけばいいという決定版がないですね。やはりなかなか全国で発売されるものに掲載するのは難しいと思うのですが、これだけ手軽になった発根管理について言及している本はまだないですし、まだまだカバーできていないところは多いと思います。そろそろブームとしてはもう終焉を迎えている分野ですが、どこかの出版社さん、最後の花火を打ち上げてくれないでしょうか。