パキプス水耕管理⑥【その後の報告】
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以前に水耕管理していたパキプスの経過報告を簡単にさせていただこうかと思います。
夏の終わり頃からパキプスの水耕管理を開始し、3株管理しましたが、株そのものの体力や、季節的な問題もあり、結果一株だけの発根が確認出来たというところで一旦締めたのですが、その発根出来た一株ってどうなった?という続きです。
「水耕から土に切り替えて以降は室内管理」
結果からお伝えするとあの唯一生き残った一株はしっかりと発根完了しました。
用土に切り替えてからは室内のガラス温室で大体25度前後、日々適度な水やりとミスティングで管理をしていましたが、毎日朝、晩忘れずに!とかではなく、数日間忘れてた時もありましたし、忙しさでちゃんと管理出来ているとは決して言えないかと思います。
「冬のこの時期でもしっかりと新しい葉が展開してきています」
それでもなんとか土に切り替えてからも根は育ってくれたようです。まだ枝が伸びるところまではいきませんが、春になるとここから更に勢いが出てくるのかなと思います。
「鉢底をのぞくと根が」
鉢底を覗くとしっかりと根は出ていたのでまずは一安心。あとは春まで寒がらせ過ぎずに管理すると春以降は一気に芽吹いて、一気に膨らむのではないかなーと思っています。
「幹のゴツゴツ感は更に増した気が」
なんとかここまできたら発根成功と言っていいかなと思います。
最近、またパキプスが入荷してきていたようですが、今の時期はパキプスの発根管理はよほど設備が整っていて、自信のある人しか手を出さないほうがよいかと思います。マダガスカルは季節が日本とは逆なので秋以降に入ってくる株は現地では成長期で状態がいい!とか聞きますが、それはあくまで現地の気温、湿度があってこその状態の良さ。日本でその環境を再現できないのであれば意味がありません。根を切られてダメージを受けて入ってくるのに、日本は冬で現地とは逆の環境となると相当厳しいでしょう。春になるとまた入荷はあるかと思うのでその時までお金貯めて待ちましょう!
ちなみに個人的には4月頃から管理すると気温が上がってくると同時に株の状態も上向きになってきて、温度、湿度がちょうどよい梅雨時期を迎えられるのでオススメです。梅雨は長雨で塊根植物にとっては大敵と思われていますが、発根管理的には私としては非常に成績のいい時期です。温度だけではなく、ある程度の湿度も必要ということですね。もちろん根も無いのに雨晒しなどは厳禁ですが。その辺りについてはまた今年の梅雨頃に紹介出来ればいいなと思います。