天気を気にするひとのブロッグ

へなちょこプラントラバーが千葉より綴る…

発根管理を考える 其のニ。

前回の続きです。

 

前回は用土についてのおさらいがメインでした。今回はいよいよ発根に適した用土を考えます。


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前回のコラムで保水性、排水性、通気性の話をしましたが、発根管理用土はどの性能にフォーカスを当てるかです。では発根に必要な要素はなんでしょう?温度、風、水、湿度、色々とあるかと思いますが、パキポディウムについて、これらをまとめている情報は見付かりませんでした。というよりも色々な書籍も読んだりしましたが、多肉植物の用土に関する情報が少な過ぎます。ほぼどの書籍もサイトも書いている内容は重複していて、情報は無いに等しいです。こんなブームになる前から育ててる人は確実にいるかと思うのですが…なので一旦、他の植物から考えることにしました。

 

他の植物から調べるにあたってバラなんかはあまりにも違うなーと思い、同じキョウチクトウ科(とはいっても顔も知らない遠い親戚レベル)のプルメリアの挿木について調べます。こちらはまだ情報があり、プルメリアの挿木で大切なのは以下の点のようです。


・切り口を生きている組織まで切り詰める

・切った後はよく乾かす

・ルートンなどの薬剤を使って発根促進する

・保水性と排水性の高い用土に植え付ける

・水やりは乾いたらすぐ。水切れは禁物

・最低気温が20度以上の5月以降がよい

・明るい風通しの良い日陰で管理する


…など。調べながら「あれ?これって今までパキポの発根管理でやってきたことと同じじゃん」と。この方法でパキポに関しては発根せずに枯らしたことがないのであながち発根管理はどの植物でも大きく変わらないのかもしれません。


これらを総合して発根管理に適した用土は以下のようなものではないかと一旦、仮定してみます。


・保水性と排水性のバランスがとれた用土

・PH値は酸性〜弱酸性

・無肥料


以上を踏まえて配合を考えてみました。


30% 赤玉土 保水性と排水性

15% 鹿沼土 用土を酸性に

10% 軽石  排水性と通気性、根の分岐促進

30% 川砂  排水性と通気性

15% バーミキュライト 保水性


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肥料は発根管理用なので入れません。自分で買い揃えて混ぜてもよかったのですが、今回は以前も紹介したカインズのオーダーメイド用土で注文しました。納期は8日間でしたが、注文から4日で届きました。

 

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細かくて水捌け悪そうですが、川砂が多いので見た目よりは水は抜けます。ただ、川砂を15%にして、赤玉35%、鹿沼20%、軽石15%にしてもよかったかも。

 

PHはどうでしょうか。買ったけどあまり使ってなかったPH計があったなと引っ張り出してきて値を計測してみます。

 

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電池不要で濡らした土にズボッと挿すだけ。計測値が結構ブレるとのことですが、そこまで細かい数値を求めるわけではないので十分です。

 

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PH値は5.6です。弱酸性でちょうどよいですね。

 

用土も準備が出来たので、最後は株の処理をしてから植え込みです。最終回に続きます。