天気を気にするひとのブロッグ

へなちょこプラントラバーが千葉より綴る…

殖やすということ。


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いつの日かHCに。

私が植物にここまでハマったのは一株あれば自分で増やす事ができるからだというのも理由のひとつ。私の趣味は他にもおもちゃ収集とかがあるんですが、おもちゃはひとつ買っても増やすことは出来ないですから。

 

そんな今日はあの品種の子株を外したよというだけの内容です。

 

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昨年強烈なデビューを果たしたメロフォルミス錦。デビュー戦こそとんでもない値段でしたが、その後一気に普及して今やどのサボテン園に行っても置いてある気がします。実はメロフォルミスの純粋な錦ではなく、何かを掛け合わせているハイブリッドなんじゃないかという話もありました。

そんな一躍有名になった株ですが、値段もだいぶこなれてきました。その理由はそもそもなんであんな値段になったのかわからないほど海外では既に量産されていたということ。日本でのお披露目は昨年でしたが、既に海外には山ほどある写真もネットには上がってました。この品種は子株を吹きやすく、且つ、その子株もほぼ親と同じく綺麗に斑が入ります。我が家にあるメロフォルミスも例外なくどの株も子を付けているのでそりゃ量産されるなぁと。

でも個人的にはこのメロフォルミス錦、意外と弱く落ちやすいユーフォルビアのような気がしてます。特に発根させるまでは水を欲しがるのか、辛めがいいのか、日光が好きなのか、嫌いなのか塩梅が難しくて結構な数を去年は落としてしまいました。特に夏は要注意。すぐにこの綺麗な株が茶色くなって萎みます。なので増えやすい、増えやすいと言っておいてなんですが、言われてるほどの勢いで本当に普及するのかなーという気もしてます。でも去年から韓国でめちゃくちゃ増やされてるって話も聞いたので、いつの間にかHCにもならぶ可能性もあるのかな。

 

我が家にきたのは知り合いの方が個人的に入れたものを分けてもらいました。それが一冬越してだいぶ手元の株は落ち着いてきたので今年は子を外して増やしてみよう作戦です。本当にみんなが言う通りガンガン増えるのかどうか。


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といっても火で炙って消毒したハサミでザクザクと切って外していくだけ。鉢から抜いてパキっと手でも外せると思うんですけど、ハサミで切った方が綺麗に外せます。親株も植え替えるつもりなかったのでこの方がやりやすい(でも鉢の端に寄っちゃって結果植え替えました)。


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外した側の親株は傷口の樹液はしっかりと綺麗な紙で拭いてあげます。いってる間にまた子を吹いてくるでしょう。


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外した子株は水にしばらく浸けておくことでこちらも樹液を止めます。ユーフォルビアの白い樹液は発根を阻害すると聞くのでしっかりと止めて処理します。でも水にしばらく浸けておくとすぐに止まるのでそしたら拭き取るだけ。


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用土は普段使っている自家製の培養土に上1/4だけバーミキュライトバーミキュライトは無菌ですし、保水性も高いので、挿木や子株の発根などの際に私はよく使います。用土は微塵抜きも含めてしっかり事前に濡らしておく。


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ルートン塗って処理しても良かったんですが、今回はオキシベロンの溶液にしばらく漬け込み。1時間程度このまま漬けておきました。


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あとは土の上に子株を乗せて、日陰で放置するだけ。時期がいいのですぐに根が出てくれることでしょう。


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今回外した中ではこの辺りがいい感じ。まだあと20個くらい外せそうでしたが、少しは群生の株も残しておきたかったので今年はこれで終わり。

 

果たして見かけ通りたくさん増える品種なのか、それとも案外繊細で値段相応の思ったよりも増えない品種なのか。早ければ来月あたりには結果が出てるでしょう。

 

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ちなみにこちらが昨年のめちゃくちゃな値段になっていたのと同じタイミングで知人から仕入れた株。その時はまだオークションも終了してなかったので、まさかあんな値段になるとは思わなかったでしょう。子株くらいの値段で譲ってもらったような気がします。一部枯れてしまって子株は何個か減りましたが、親は無事でまた子を吹いてくれてます。最初からの生き残った子株も親くらいの大きさになりました。この株はこのまま育てたい。

 

植物をやっていると新しくまだ見たことがない品種が出ると胸躍りますが、何事もまずは落ち着いて静観してみるのが大事ですねー。