天気を気にするひとのブロッグ

へなちょこプラントラバーが千葉より綴る…

アレのその後。

あの結果はどうなったのか。

 

つい1ヶ月前、こんな記事を投稿しました。

 

 

それから1ヶ月が経って挿木はどうなったのかという経過報告です。

 

f:id:rito-man:20200609143611j:image

鉢によって葉っぱが増えてたり、全て落ちてたり様々。この1ヶ月の管理ですが、平均30℃のハウス内の棚下の日陰で管理し、腰水は切らせないようにしたので常に用土は濡れている状態。鉢も極力触らないようにしていました。

 

先にもう結果からお伝えすると…1本も発根していませんでした!残念!それぞれひとつずつ見ていきます。

 

f:id:rito-man:20200609143933j:image
f:id:rito-man:20200609143851j:image

【川砂】

こちらが唯一葉が全て落ちた。枝先から枯れてきており、切り口も触ると柔らかい。腐っている?枝に生気もなく厳しい状態。


f:id:rito-man:20200609143958j:image
f:id:rito-man:20200609143830j:image

【挿木用土】

1本の状態が微妙だったのでこちらは2本挿しておいた。内1本はカルスが出来ており、葉も新しく芽吹いていた。発根は時間の問題だった?


f:id:rito-man:20200609143945j:image
f:id:rito-man:20200609143902j:image

パーライト

こちらも切り口の上部辺りから発根の兆しあり。


f:id:rito-man:20200609143841j:image
f:id:rito-man:20200609143923j:image

バーミキュライト

カルスが出来ており、一番根が出そうなのがこの枝。葉は一部黄色くなっているが、枝は緑の部分も多く、一番元気。

 

という感じでどの枝も発根まではいきませんでしたが、枝によってはもう少しかなぁといったところ。原因としてはまず1ヶ月ではちょっと期間が短かったかな?という点。挿し木した時の記事にも書いた通り、木本の挿木は発根まで1ヶ月から2ヶ月程度かかるようです。なので今回も焦らずに2ヶ月経ってから確認していたらいくつか発根していた枝もあったかもなーという感じです。そして発根させたいあまり、ルートン塗り過ぎ。ルートンは多ければいいという訳ではなくて、多いとカビのようになり、発根阻害してる気がします。本当に薄く塗るのが良さようです。でもその他の管理としては悪くなかったのかな。ということでなんとも中途半端ですが、挿木をするならバーミキュライトもしくは市販の挿木用土が今のところ良さそうです。引き続き検証します。


f:id:rito-man:20200609143819j:image

とりあえず今回抜いた枝はカルスも出来ていなかったものはラピッドスタートの希釈水につけて水耕に切り替えてみます。これで一瞬で発根したら笑う(でもそうなりそう)。


f:id:rito-man:20200609143807j:image

カルスが出来ていた2本に関しては最近使っている川砂多めの発根用土で管理します。こちらは引き続きハウス内の明るめの日陰に放置。腰水はやめます。この後、どうなるか楽しみながら、また経過報告します。

 

ちなみに剪定した株はどうなったかというと…


f:id:rito-man:20200609143912j:image

脇芽が出まくりですごくいい感じです。幹が太った感じはしませんが、枝振りがよくていい株になりそう。

 

一方、剪定もせずにそのままにしていた株。


f:id:rito-man:20200609140035j:image

元々あった枝からはたくさん葉が出てきているんですが新しい枝は増えてません。ひょろひょろと枝が伸びてみっともない感じ。…ということで1ヶ月遅れをとりましたがやりました。


f:id:rito-man:20200609135901j:image

ここからどんな姿になるのか楽しみ。切った枝はもちろん挿木としてまた土に挿しておきましたよ。

憧れの今。

憧れてた植物は…

 

先日、受粉作業をしたロックウッディの種が取れました。

 

 

f:id:rito-man:20200603162504j:image

ちょうど1か月くらいですね。気付いた時には弾けてしまっていたのと鞘を回収時にいくつか種を落としてしまったので、少しもったいないことをしました。

 

f:id:rito-man:20200603162655j:image

ぎっしりつまっています。まず回収したのは3鞘で78粒。落とした分を考えると90粒くらい取れたのかな?翌日に一鞘回収し、100粒超え、あともう一鞘残っているので今年は昨年に比べだいぶ取れそうです。でもほとんど先約で声かけていただいていた方のもとに行きそう。

 

f:id:rito-man:20200603162848j:image

親株たち。今回はEselsfontein産として入ってきた株同士です。こちらの産地の株はどうも玉葱のようになかなか葉が枯れ込んで丸まってくれません。管理の問題かなと水を辛くしたり、遮光を下げたり色々とやってみましたが、やはりなかなか上手くいかない。でもこうして写真で見ると奥の株は案外悪くないですね。先週ハイポネックスをあげたのですが、すぐに開いちゃうと思いきや、なんかみんな調子が良くていい感じ。今までが水を辛くし過ぎてたのかもしれんね。

 

f:id:rito-man:20200603163937j:image

一方でちゃんと玉葱のようになるこちらはFloriskraal Dam産。こちらは放っておいてもこういう姿になります。でも逆にこちらは水が多いとすぐに開いてしまいます。維持するのは難しい。大先輩にすればただの草なので放っておいても育つよとのことなんですけどね。

 

さて問題はこの種をいつ蒔くかということ。ハオルチアの実生やってる方に聞くと採り蒔きがいいよだったり、春、秋と本当に人それぞれです。夏場でもある程度涼しく過ごせる置き場を今年はつくったので、少しだけ採り蒔きで蒔いてみようかなーと思ってます。

 

f:id:rito-man:20200605051549j:image

さて明日ぐらいからはこちらのFloriskraal Dam産の受粉作業が始まりそうです。こちらは花芽が上がりまくっているのですが、結構種が出来にくい印象なので、頑張らねば。

 

数年前には一株手に入れることを願っていたロックウッディ。いつの間にか我が家には輸入株は溢れてますが、自家受粉、自家採種、実生、開花、自家受粉、自家採種まではもう少し時間がかかりそうです。

なる早での処置。

残念な方の植え替え

 

私はパキポについては毎年、春に2回植え替えるタイミングを決めています。1回目は暖かくなってきた3月〜4月に休眠から覚めて芽吹き始めてきた株や、まだ葉は出てないけど生きてると確信があり、鉢上げをしなきゃまずそうな株を植え替え。そして2回目は5月後半〜6月中旬。ただしこちらは元気な株ではなく、気温も安定している時期なのにまだ芽吹いていない株を植え替えます。1回目は元気な株、2回目は不調な株です。もちろん普段から顔色を見て明らかにまずそうであればすぐに植え替えますが、見たところは肌色も感触も問題ないのに芽吹かない株が必ず毎年出てきます。そうした株は一旦、5月中旬くらいまでは我慢をして様子を見ますが、それでもダメなら夏前には一度抜いてみることにしています。このような株は大抵、地中で何かしらの問題があることが多いです。

 

f:id:rito-man:20200603092615j:image

今年ではこの恵比寿笑が全く芽吹く様子がありません。かといって柔らかいところがあるわけでもないし、幹自体は緑をおびている。恵比寿笑は休眠明けで失敗して腐らせることが多いのですが、その場合は触って一瞬でわかるくらいブヨブヨになります。そういう箇所も一切無い。でも全体的に何か萎れているような気がしますし、この時期に葉がないのは明らかに何かしらの原因があるので抜いてみました。

 

f:id:rito-man:20200603092626j:image

原因は明白。カイガラムシです。我が家では憎きカイガラ。根がほとんどやられていて根無しにするくらい全て毟り取るしかないかも。こればっかりはやはり抜いてみないとわかりませんでした。

 

f:id:rito-man:20200603092845j:image

出来るだけ丁寧に且つ憎しみを込めて筆で根とカイガラムシを落としながら、水で洗い流しました。もちろん通常の植え替えではここまでやりません!ほぼ根無し、発根管理のつもりでここからリスタートします。とりあえずベニカXファインをぶっかけて乾燥。カイガラムシは全除去は厳しいかも。用土にもオルトラン混ぜておきます。結構長く我が家にいる恵比寿笑なのでなんとか復活することを祈ってます。乾燥後は不要ですが薄ーくルートンを塗って植え込みました。

 

f:id:rito-man:20200603100339j:image

よい大きさのプラ鉢がなかったので素焼き鉢へ。根がほぼ無くなったとはいえ、一部はまだ生きている根があるので、プラ鉢でなくても大丈夫でしょう。これですぐに葉が出れば安心なんですが…根にカイガラムシがついてるパターンは経験上、結構な確率で腐りが入るので心配です。日陰で養生します。

 

f:id:rito-man:20200603100514j:image

恵比寿笑ついでにこちらの株も紹介。写真は3年前の2017年6月撮影です。接木の恵比寿笑で札は"brevicaule white flower"として入ってきました。毎年、春から秋までずっと雨晒しで育てています。そして現在の姿。

 

f:id:rito-man:20200603100748j:image

パキポは接木でもあまり成長の速さや、大きさ変わらないって言う人いるんですが、個人的には接木はやはりだいぶ早い。そして安心。今年こそは花が見れるかなーと思ったのですが、今年もお預けになりそうです。

それにしても白花恵比寿笑ではなく、なんてことないレウコキサンツムですね。レウコは恵比寿笑の亜種と思われているようですが、近年では別種として扱われることが増えたようです。確かに実生でも恵比寿笑とレウコを一緒に育てるとわかりますが、恵比寿笑に比べると丸く上に伸びる傾向があります。どちらかというとエブレネウムに近い形。この株見てもエブレらしさもあります。そもそもこれで黄花なんて咲いた日には、知ったか、乙!となってしまうんですが、花が見れるのはいつになるのでしょう。この分だと実生株の方がもしかしたら早いかも。

探せば見つかる。

ずっと探してた鉢がありまして。

 

f:id:rito-man:20200529104623j:image

2.5号のウ泥ラン鉢。写真のこの鉢は大先輩にいただいたもの。ウ泥鉢の角鉢は今でも製造されているようですが、ラン鉢はもう廃盤で国内では流通していないとの話もあり、色々とネットや知人に聞いてみてもこれまでなかなか入手することが出来ませんでした。

 

それが巡り合わせとは不思議なもので、そんな探してた鉢がここ数日で一気に手に入ったので嬉しいよ投稿です。興味ない人は全く興味ないと思うので読み飛ばして下さいませ。

 

f:id:rito-man:20200529105053j:image

キッカケはたまたま覗いた某HC。私、新しいHCに行くと必ず鉢コーナーは確認するようにしてるんですが、シレッと売ってやんの、ウ泥ラン鉢。二度見しました。価格も3号サイズで250円程度。どうやらこちらは国内ではなく中国からの輸入品のようです。もちろん数点購入しました。でも私が探しているのは2.5号サイズで且つ、こちらの中国産はちょっと背が低くぼったりしてる(表現伝わりますかね?)印象。

 

でも売ってることは確認出来たので、もしかしたら今、ネット探したら見つかるんじゃない?と検索してみると…本当にあっけないほど簡単にネットで販売してる店が見つかりました。これまで何度も色々なワードで検索しても見付からなかったのに!ということですぐに注文した鉢が届いた。

 

f:id:rito-man:20200529105920j:image

こちらが今回購入したもの。2.5号、3号、3.5号でこれ以上のサイズもありましたが使わないかな?と思い、今回はこの3サイズを購入。こちらは国内で製造されている鉢のようです。


f:id:rito-man:20200529105824j:image

一方、HCで買ってきたもの。3号、4号でその他サイズがあるのかは不明。中国産です。


f:id:rito-man:20200529105855j:image

3号鉢で比較。左が中国産、右が国産。国産の方が少し背が高い。


f:id:rito-man:20200529105908j:image

径も国産の方が少し広くて、縁の部分も少し違います。国産のは緩やかなカーブ。


f:id:rito-man:20200529105835j:image

底の仕上げは国産の方が丁寧。


f:id:rito-man:20200529105844j:image

でもどうですかね?ぶっちゃけ言うと私は縁の感じとかサイズとかあと色味とか総合すると中国産の方が好きかも…このちょっと焼き締められて黒色っぽいのがいいですよねー。やや幅広でぼったりしてると思ったのも今やそこまで感じません。値段もひとつ50円くらい差があるので、3号はHCで買った中国産の方でいいかなー?

 

そして本命の2.5号。


f:id:rito-man:20200529105814j:image

これです、これです!全く同じサイズなのでこちらで間違いない。どうやら2.5号は廃盤のようで、問屋や鉢屋、園芸店にあるものが無くなれば流通は終了とのこと。ということで、今在庫を確認してもらっているので、もう少し追加で購入しておこうかなと思います。

 

f:id:rito-man:20200529111458j:image

でもこの2.5号鉢。サイズ感やシルエットとしては抜群に可愛いんですけど、使うとなると小さすぎて植え込める植物がめちゃくちゃ限られてしまうんですよね…というのがネックで追加で買ってもそこまで使うことはあるのかという感じですが、成長の遅い植物、例えばサボテンとかを植えるにはいいのかもしれません。

 

ということで今回は特に有益な情報もない内容でしたが、私が探してた鉢が見付かって嬉しいという記事でした。

殖やすということ。

いつの日かHCに。

私が植物にここまでハマったのは一株あれば自分で増やす事ができるからだというのも理由のひとつ。私の趣味は他にもおもちゃ収集とかがあるんですが、おもちゃはひとつ買っても増やすことは出来ないですから。

 

そんな今日はあの品種の子株を外したよというだけの内容です。

 

f:id:rito-man:20200523143816j:image

昨年強烈なデビューを果たしたメロフォルミス錦。デビュー戦こそとんでもない値段でしたが、その後一気に普及して今やどのサボテン園に行っても置いてある気がします。実はメロフォルミスの純粋な錦ではなく、何かを掛け合わせているハイブリッドなんじゃないかという話もありました。

そんな一躍有名になった株ですが、値段もだいぶこなれてきました。その理由はそもそもなんであんな値段になったのかわからないほど海外では既に量産されていたということ。日本でのお披露目は昨年でしたが、既に海外には山ほどある写真もネットには上がってました。この品種は子株を吹きやすく、且つ、その子株もほぼ親と同じく綺麗に斑が入ります。我が家にあるメロフォルミスも例外なくどの株も子を付けているのでそりゃ量産されるなぁと。

でも個人的にはこのメロフォルミス錦、意外と弱く落ちやすいユーフォルビアのような気がしてます。特に発根させるまでは水を欲しがるのか、辛めがいいのか、日光が好きなのか、嫌いなのか塩梅が難しくて結構な数を去年は落としてしまいました。特に夏は要注意。すぐにこの綺麗な株が茶色くなって萎みます。なので増えやすい、増えやすいと言っておいてなんですが、言われてるほどの勢いで本当に普及するのかなーという気もしてます。でも去年から韓国でめちゃくちゃ増やされてるって話も聞いたので、いつの間にかHCにもならぶ可能性もあるのかな。

 

我が家にきたのは知り合いの方が個人的に入れたものを分けてもらいました。それが一冬越してだいぶ手元の株は落ち着いてきたので今年は子を外して増やしてみよう作戦です。本当にみんなが言う通りガンガン増えるのかどうか。


f:id:rito-man:20200523143745j:image

といっても火で炙って消毒したハサミでザクザクと切って外していくだけ。鉢から抜いてパキっと手でも外せると思うんですけど、ハサミで切った方が綺麗に外せます。親株も植え替えるつもりなかったのでこの方がやりやすい(でも鉢の端に寄っちゃって結果植え替えました)。


f:id:rito-man:20200523143836j:image

外した側の親株は傷口の樹液はしっかりと綺麗な紙で拭いてあげます。いってる間にまた子を吹いてくるでしょう。


f:id:rito-man:20200523143724j:image

外した子株は水にしばらく浸けておくことでこちらも樹液を止めます。ユーフォルビアの白い樹液は発根を阻害すると聞くのでしっかりと止めて処理します。でも水にしばらく浸けておくとすぐに止まるのでそしたら拭き取るだけ。


f:id:rito-man:20200523143806j:image

用土は普段使っている自家製の培養土に上1/4だけバーミキュライトバーミキュライトは無菌ですし、保水性も高いので、挿木や子株の発根などの際に私はよく使います。用土は微塵抜きも含めてしっかり事前に濡らしておく。


f:id:rito-man:20200523143756j:image

ルートン塗って処理しても良かったんですが、今回はオキシベロンの溶液にしばらく漬け込み。1時間程度このまま漬けておきました。


f:id:rito-man:20200523143826j:image

あとは土の上に子株を乗せて、日陰で放置するだけ。時期がいいのですぐに根が出てくれることでしょう。


f:id:rito-man:20200523143734j:image

今回外した中ではこの辺りがいい感じ。まだあと20個くらい外せそうでしたが、少しは群生の株も残しておきたかったので今年はこれで終わり。

 

果たして見かけ通りたくさん増える品種なのか、それとも案外繊細で値段相応の思ったよりも増えない品種なのか。早ければ来月あたりには結果が出てるでしょう。

 

f:id:rito-man:20200526230520j:image

ちなみにこちらが昨年のめちゃくちゃな値段になっていたのと同じタイミングで知人から仕入れた株。その時はまだオークションも終了してなかったので、まさかあんな値段になるとは思わなかったでしょう。子株くらいの値段で譲ってもらったような気がします。一部枯れてしまって子株は何個か減りましたが、親は無事でまた子を吹いてくれてます。最初からの生き残った子株も親くらいの大きさになりました。この株はこのまま育てたい。

 

植物をやっていると新しくまだ見たことがない品種が出ると胸躍りますが、何事もまずは落ち着いて静観してみるのが大事ですねー。

心配なパキポたち。

生命力を信じる。

 

ある人からの預かり物でペコペコの二頭グラキを預かりました。

 

f:id:rito-man:20200523201744j:image

ペッコペコです。輸入されてから植え込みもされずに放置されてたのだと思います。頑張ってここから膨らめばいいですが、どうなることやら…ちなみに経過報告はブログでは出来なさそうなのであしからずです。

 

屋外雨晒しで越冬したビスピノーサム。一番の大株だけがまだ芽が出ません。でも絶対に死んでないと確信は出来る。

 

f:id:rito-man:20200523144118j:image

頭のてっぺんが朽ちてポロッと取れてしまいました。が、絶対に死んではない…はず。腐った匂いではなく夏にカブトムシを探しにきたような匂い。クヌギが朽ちた匂いですな。


f:id:rito-man:20200523144129j:image

普段はこんなことしないんですけど、ビスピはもうなんでもありのような扱い。変な虫に居座られても困るので朽ちてる部分はたわしブラシでゴシゴシ擦って全て取り除きます。考え方としてビスピは塊根なので、傷んで枯れた根を取り除く作業と変わりない…はず。とかトンデモ発想ですがあながち間違いではないかなーと思ってる。グラキリスは塊茎なので同じような扱いは出来ないです。

 

そういえば昔にどこかネットでビスピが腐ったのでその部分を抉り取って、形を整える為にシリコンで埋めて成形したらシリコン貫いて芽が出てきたって記事を見たような気が…する…んですけど、探したけど見つけられなかったので幻かなー。でも触っているとわかりますが、納得の丈夫さです。


f:id:rito-man:20200523144104j:image

綺麗になりました。てっぺんはこんな感じですが、他は柔らかくなってる部分もないし、濡らすと緑だし、やっぱり絶対に死んでないんだよなー。どんなきっかけでスイッチ入るかわかりませんが、今年はパキポは全体的に遅いスタートで色々と心配です。

 

そろそろ千葉も緊急事態宣言が解除されそうなので、やりたいことやりまくるDayも終了ですね。

失敗を取り戻したい。

大移動

先日の失敗もありましたが、最近は連日暑くてハウス内での植物の管理に気を使うのも毎日疲れてきたので、パキポを全て屋外の屋根ありの場所へ移動しました。

 

f:id:rito-man:20200514164648j:image

本当は5月下旬に移動したかったのですが、もうこれだけ気温が高い日が続くと問題ないでしょう。高温で煮てしまったダメージは大きく、芽吹き始めの新芽は枯れてしまったり、大きく凹んでしまう株も多数…特に未発根株が水分調整がうまく出来ないのか、ベッコリ。

 

f:id:rito-man:20200514165406j:image

これが発根させると戻るのかどうかは不明ですが、発根していると思っていたのに根が出てない株が思わぬ形で多数判明したのでダブルでショックです。持ち株が増えてきたのもありますが、今年は結構グラキリス落としそう…


f:id:rito-man:20200514164743j:image

ハウス内で大きく場所をとっていたパキポを出したのでハウスの片側が空きました。外に出した植物を中に取り込むのは次は秋なので、それまでは実生スペースとして楽しみます。暑過ぎて昼間は全然作業出来ないけど。

 

そしてやっちまったセネシオを抜いてみます。3年間くらい育ててたのに数時間で枯れて悲しみ。

 

f:id:rito-man:20200514164731j:image

根元がやられた感じ。上の部分は問題なさそう。セネシオは挿木が出来るのでなんとか生かします。

これを見ると、パキポの実生苗が突然根元から萎んで枯れてしまう現象は陽が強すぎなんでしょうね。毎年少なからず根元萎みでダメになる実生株があったので、置き場検討して回避出来るかも試してみます。


f:id:rito-man:20200514164700j:image

やっぱり根元少し上でカットすると全く問題なさそうな感じ。


f:id:rito-man:20200514164637j:image

1日乾かしました。


f:id:rito-man:20200514164754j:image

最近の挿木は自家製培養土4割にバーミキュライト6割。適当にルートン付けて植え込んで様子を見ます。根付くにしろ、ダメにしろ、すぐに枝の様子でわかりそうです。なんとか少しでも残したい…

 

今年は時間が有り余っているので億劫で数年間見ない振りしていた植え替えにもどんどん着手。


f:id:rito-man:20200514164721j:image

写真には1本ありませんが、3年間くらい植え替えていなかったデカリー がさすがに根詰まりで立ち上がりが遅いので、いよいよ植え替え。


f:id:rito-man:20200514164710j:image

全て鉢を壊さないとパンパンで抜けません。こりゃそうなりますよね。


f:id:rito-man:20200514164804j:image

こちらも立派なタンク。タンク取って根挿しで増やせそうですが、これ以上鉢数増やすのも置き場問題大変なのでこのまま枯れ根を整理だけして大きめの鉢へ。


f:id:rito-man:20200514164813j:image

結局鉢のサイズが2つくらい上がったので場所問題は深刻さを増したんですけど…大きめの鉢で植え付けて水をたっぷりあげる方が幹も太りそう。そろそろ幹が太ってきてもいいと思うんですが、なかなか条件がわからないですね。

やらかし。

盛大にやらかす。

今日は暑かったですねー。私のところも30°まで気温が上がったようです。半袖半ズボンで余裕でした。

 

…ということでタイトル通りやらかしました。夏日になるって散々天気予報で言ってたにも関わらず、朝作業している時はそんなに暑くなかったので、まだいけるかなとビニールハウスにはとりあえず遮光率20%の寒冷紗だけ張ってたんですが、それが大失敗でして…しかもサーキュレーターも回すの忘れてまして…

 

朝から冬型を移動させて、場所空いたーって浮かれていて、昼食食べてからハウスを見に行くとふと、あれ?と…朝は元気だったセネシオがなんか倒れてる…

 

f:id:rito-man:20200511203317j:image

なんか根元から変な液が出てる…やっちまったと温度計を見ると50度オーバー!パキポを触ると温かいとかではなく熱々。やっちまいました。完全に芋煮がたくさんです。

 

f:id:rito-man:20200511210153j:image

急いで70%の遮光ネットを張り、サーキュレーターを2台回す。サーキュレーター回し忘れていたので余計に熱がこもってしまったようです。とりあえず実生のデカリーと恵比寿笑は瀕死、あとは枝から樹液が流れ出てるパキポ多数。後悔先に立たず。今日はダメージ見えなくてもやばそうな感じの株が多数なので数日後に答え合わせをしなければいけないでしょう…


f:id:rito-man:20200511203353j:image

ついでに屋外の一部にも寒冷紗を張りました。毎年直射が強すぎるなぁと思ってたんです。


f:id:rito-man:20200511203403j:image

そしてこちらはビニールも張って濡れないスペースも作りました。


f:id:rito-man:20200511203529j:image

毎年進化です。…なのに、今日の失敗は久々にやらかして精神的ダメージが大きい…特にまだパキポは全てハウス内に置いていたので、どれくらいの被害があるかまだ全貌は全く掴めません。はぁ…これで腐りとか出てきた株が多数出てきた場合はしばらく植物は自粛ですね。

 

5月後半からハウスから出すつもりだったパキポは早めに出そうかと思います。風があればだいぶダメージは違ったんですけどね…後悔先に立たず。

ファガロイデスをフヤスンデス。

今日も実験

 

f:id:rito-man:20200509223350j:image

我が家のファガロイデス。なんというか非常に微妙。幹の緑は映えますが、幹の太さも枝振りも非常に微妙。針金をかけて枝を動かそうかとも思いましたが、剪定すると案外太ると聞いたことがあったので、今日はパチパチすることにしました。


f:id:rito-man:20200509223402j:image

剪定は本当は休眠中の方が余計な体力を使わせなくていいのですが、今回は芽吹き始めなのでまだ大丈夫かなと思います。枝も一番元気な頃。とりあえずカットしていきます。


f:id:rito-man:20200509223413j:image

切ったった。一本だけ生きてるか死んでるから微妙だったので一応予備として5本。カットしているとブルセラ独特のあの香りが。私は好きなんですけど、緑臭いと苦手な人もいるんですね。


f:id:rito-man:20200509223327j:image

必要あるかないかわかりませんが、薔薇などの挿し木と同じくカッターで切り口をくさび形に斜めに切り整えます。こうすることで根が出る面積が多くなり、水もしっかり吸い上げてくれます。

尚、今まではなんとなく挿し木をしてあまり成績が良くなかったので、今回は色々と挿し木についての勉強もしました。ブルセラの挿し木についての情報はあまりなかったので、挿し木と言えば一般的な薔薇や、プルメリア、そして木本のミカンなどの挿し木の情報を参考にしています。


f:id:rito-man:20200509223450j:image

剪定後。白い樹液が痛々しい。植え替えようかと思ってましたが、植え替えは少し後にします。


f:id:rito-man:20200509223304j:image

くさび形に切ったら、1時間ほど水に浸け置き。その際に水にオキシベロンを一滴。果たして効果あるか、ないかはわかりません。


f:id:rito-man:20200509223244j:image

用土は今回はパーライト、川砂、市販播種・挿し木用土、バーミキュライトの4つで実験します。


f:id:rito-man:20200509223340j:image

100均に売ってるこんなアクリルの小物入れ。


f:id:rito-man:20200509223316j:image

実はEGスリット鉢がピッタリ収まります。


f:id:rito-man:20200509223425j:image

1時間ほど水に浸けたらルートン先生を切り口に。


f:id:rito-man:20200509223439j:image

用土は十分に灌水をし、挿し木をする前に串で穴を開けたところに挿します。切り口が傷付くので、決して枝で土を掘らないこと。


f:id:rito-man:20200509223255j:image

置き場はハウス内の直射があまり当たらないところ。腰水についてはやるべきという人や、決してやるなという人など結構人によって言うことが違う。ので、自分の経験的にたぶん水分があった方が発根促進される気がするので、動きがあるまではこのまま腰水で管理してみます。このまま決して動かさないように腰水を補給しながら、根が出るまで我慢。ちなみに木本の挿し木の場合は発根までに30日〜2ヶ月程度かかることもあるそうなので長いお付き合いです。

 

この調子で今年こそ剪定して植え替えたいデカリー の挿し木もしようかな。

 

挿し木でも十分に時間をかければ太りますし、剪定した親木も太れば儲けものです。色々とやることが多くて忙しい時期です。挿し木についてはまた動きがあればお伝えしますので、無ければお察し下さい。

まずは灌木から。

灌木系を屋外に出しました。あとは冬まで同じ場所で管理です。

 

f:id:rito-man:20200505163307j:image

去年も同じようなタイミングで出したよなあとブログ振り返ってみるとやはり5月3日に出していたようです。毎年同じような時期に出してますね。ブログを書いたほうがいいよとまでは言いませんが、SNSや写真撮っておくだけでも毎年の目安になるので芽吹かない!と不安も少し減ったりするのでオススメです。冬の管理が同じだからか芽吹くタイミングも同じです。デカリーも全て一気に芽吹いてきています。今年こそは剪定して植え替えたいのですが、5号以上の鉢ストックが切れているので鉢を買ってから…5号以上はほとんどセラアートです、いつも鶴仙園さんで買ってますが、休業中ですもんねー…出来れば剪定は芽吹き始め、もしくは休眠期にしたいので、こう言っててまた来年になりそう。だけど鉢がパンパンなので植え替えだけでもやったほうがいいですね。

 

そういえば昨年にこんな記事を書きました。

 

f:id:rito-man:20200505151723j:image

撮影日:2019/8/1

 

実生のパキプスをオリジナル用土と保水性の高い培養土に植え替えてどう違いがでるかという実験です。まだ芽吹いてないのでちょっと早いのですが、植え替えてみることに。さて結果はいかに。

 

f:id:rito-man:20200505173615j:image

まずはこちらの保水性の高い培養土の株。元々購入時に植えられてた土です。赤玉なども入っていません。この株は植え替えないままでどうなったかというと。

 

f:id:rito-man:20200505173824j:image

こんな感じでした。地上部は全く太ってませんが、地中のタンクは立派に太くなってます。

 

そして一方が私のオリジナル用土に植え替えた株。ちなみにどちらも共に雨晒しで育てました。

 

f:id:rito-man:20200505173755j:image

こんな感じ。一年前の上の写真の株です。どうでしょう?あまり大きな違いがない気もします。

 

f:id:rito-man:20200505173927j:image

並べてこんな感じ。やはりあんまり大きな差は無いですね。私の育て方が悪かったのかも。でも8月から休眠までの2ヶ月くらいでここまでタンクが太ってくれたのは優秀です。

 

ということであまり差がないことがわかったので、全て私の配合土に植え替えて、ここから冬まで雨晒し管理で管理します。

 

f:id:rito-man:20200505200306j:image

鉢のサイズは90から105にサイズアップしました。また掘り起こすのは来年。楽しみです。

 

ちなみに一株だけ根元に腐りが入ってたけど、タンクは元気そうだったので根挿ししました。

 

f:id:rito-man:20200505200430j:image

芽が出て来てくれたら嬉しいんですけど、ちょっとこのサイズだと厳しいですかねー。

 

今年は別の管理方法で栽培検証してみたいなと考えています。株が手に入ったらですが…

毎日の楽しみ。

日日是好日

まだまだ自宅待機の期間が続きますが、この期間は必ず時間を作って庭で園芸を楽しんでいます。いつもは仕事が忙しいと春にもあまり植え替えを出来ないまま、仕方ないのでまた来年にという株も多いですが、今年は時間があるので植え替えの日々。少しだけ最近植え替えた株を自分の記録として。

 

f:id:rito-man:20200503183608j:image
f:id:rito-man:20200503183604j:image

“パキポディウム グラキリス

 

2、3年前に某園の隅にベコベコで転がってた株。よくもここまで復活してくれました。ちょっと今年の冬の管理で枝が延びてしまいましたが、だいぶコロッとして可愛いサイズに成長しました。元々は海外の実生株だったようです。昨年は種も取れたけど発芽はしませんでした。自家受粉だったので仕方ないですね。


f:id:rito-man:20200503183541j:image

“パキポディウム バロニー バロニー”

 

バロニーウィンゾリーはよく見ますが、バロニーバロニーは意外と見ないですよね(国内実生株はたくさん出回ってますが)。なかなか今年は起きてきてくれませんが、もう3年くらい植え替えしてなかったので植え替えることに。そろそろ葉も出て来てくれると思っています。ウィンゾリーもだいぶ休眠明けてきたのでいくつか植え替えようかなと思います。


f:id:rito-man:20200503183616j:image
f:id:rito-man:20200503183534j:image

“ドルステニア ジプソフィラ”

 

ずーっと植え替えをしたかったのですが、大切な株なのでそれで調子を崩したらどうしようとなかなか決心できませんでした。が、朝活の勢いで植え替え。ドルステニアはユーフォと同じような感じで根はあまり張ってません。ギガスも植え替えようかと思っていますが、きっと同じような感じかと思います。無駄に大きな鉢に入っていたので少し鉢を小さくしました。機嫌損ねませんように。


f:id:rito-man:20200503183538j:image

オペルクリカリア パキプス”

 

こちらも朝活の勢いで。結果植え替えて良かったかも。昨年に水耕栽培で根を出した株ですが、思ったよりというか全く根が発育していませんでした。でも根は生きている様子。切れないように慎重に素焼き鉢からプラ鉢に植え替え。芽吹きは出ていますがどうでしょうか。様子を見守りたいと思います。


f:id:rito-man:20200503183611j:image
f:id:rito-man:20200503183544j:image

オペルクリカリア デカリー”

 

休眠失敗して死んだ!?かと思いましたが、芽吹きはじめたので思い切って植え替え。何年目かな?恐らく3、4年くらいだと思います。ちゃんと立派なタンクがついてました。こういった地中にタンクをつくる品種はちゃんと定期的に植え替えないとダメですね。少し大きめの鉢に植え替えた方が成長も早いのでいい感じ。なんか今年一気に大きくなってくれそうな予感がします。


f:id:rito-man:20200503183556j:image

“エンセファラルトス ホリダス”

 

こちらも実生。根が立派ですが地上部は全く大きくなりません。毎年植え替えることにしてるけど、なかなか難しいですね。地植えすればあっという間に大きくなると思うんですけど、そんな場所もありません…


f:id:rito-man:20200503183547j:image

“ボウィエア ボルビリス”

 

いい感じの丸さ。土が盛り盛りになっていたので結構いいサイズになっているかなと思ったのですが、期待以上!でも葉が出てきません。実はこの株、冬にガチガチに凍らせたので生きていることが奇跡。凍った上に植え替えでちょっと拗ねたかな。こじらせなければいいのですが。


f:id:rito-man:20200503183559j:image

“パキポディウム エブレネウム”

 

昨年の6月播種。去年は実生は適当過ぎてダメダメでした。この株くらいしかお見せ出来る株はありません。もうちょっとちゃんと管理しないといけないですね。明らかに増えすぎでキャパオーバーです。今年はちゃんとします。


f:id:rito-man:20200503183551j:image

“プテロカクタス ツベローサス”

 

黒竜。塊根性サボテン。塊根性ってのに弱いです。去年の春にヒョロヒョロの枝を挿したやつです。こんな感じで塊根が出来ていました。1年でここまで大きくなったと考えるとまずまずですかね?もう一度埋めたのでまた来年。

 

こんな感じで日々数株ずつ植え替えをして気分転換をしています。土も鉢もそろそろ無くなりそう。植え替えの日々はもうしばらく続きそうです。

新しい植物と。

物欲溢れる春。

珍しく2日連続の投稿。やはり春は植欲溢れてダメですねー。久し振りに植物を購入しました。

 

f:id:rito-man:20200501210323j:image

“Euphorbia tulearensis”

 

以前から欲しくて探していましたがなかなか値段で折り合いがつかず…が、今回は相場よりは安い値段で見つける事が出来たのでお迎え。思っていたよりも大きなサイズ(写真は4号鉢)で驚きました。ただ葉の勢いなどを見ると、この感じは未発根ですね。まぁ時期がいいのでなんとかなると思います。

 

f:id:rito-man:20200501210334j:image

状態を確認する為に抜きました。やはり未発根。ですが、発根し始めています!一番いいタイミング!これだと管理さえミスしなければ安心!

 

f:id:rito-man:20200501210344j:image

枯れてる根や植え込みに邪魔な根は全てカットしました。切り口も元気そうなので問題ないかと思います。樹液を水で流して、乾かしてから植え込みます。

 

f:id:rito-man:20200501210356j:image

横に伸びた根をカットしたので少し鉢をサイズダウン出来ました。いい感じ。あとは2、3日後に水やりをして根を動かしてあげたい。この時期は蒸らさないようにだけ注意です。

 

f:id:rito-man:20200501210408j:image

一緒に二頭グラキも…あまり良型ではありませんが、1万円代と安かったのと形は面白くて結構好きな感じ。

 

f:id:rito-man:20200501211627j:image

でも根元を見るとどうでしょう。かなり株元まで既に切り込まれています。推測ですが、一度腐りが入ったのかな?でないとここまで切り上げられていることはあまりありません。本来であれば生きているところまでカットするのですが、今回はこれ以上切るとちょっと心配な感じもあったのでカットはせずにこのまま植え込んでみようと思います。

 

f:id:rito-man:20200501212025j:image

案外、こういうポチッとなっているところから発根したりもするので、そうならないかなーと期待を込めて植え込み。植え込み後の写真は撮り忘れたのでありませんが、なかなかいい感じですよー。この後、登場がなければお察し下さい。時期的には発根管理に最適なので頑張ってかっこいい姿をお見せ出来るように頑張ります。

園芸の楽しさを改めて。

植物の季節はやってくる

こんばんは。みなさん体調はいかがでしょうか。自粛生活で精神的に参ってませんか?私はいい加減もうだいぶ参ってきて生活リズムもめちゃくちゃになりつつあります。先が見えればいいのですが、緊急事態宣言も延期でこの先どうなるのか不安が募ります。

それでも私含め、このブログを見てくれている方には園芸があります。植え替えや世話をするのにもとびっきりいい時期なので切り替えて植物に癒されましょう。コロナで暗い世の中でも植物の時期はやってきます。

 

昨年に続き、今年もロックウッディの種が取れそうです。今年は3株花が合いました。しかも産地も全て同じ。去年はFloriskraal Damでしたが、今年はEselsfonteinです。去年のタイプに比べるとあまり葉が枯れこまずに玉ねぎっぽい姿にはなりません。が、これもロックウッディには違いないのでどんな姿になるのか楽しみですね。

 

f:id:rito-man:20200501194623j:image

3株お互いに受粉し、一株は全く結実しませんでした。ハオルチアは同品種でも個体によっては種がとことんつかない株もあるので、そういう時は潔く諦めます。他の2株はなんとか結実しそうな鞘があるので今年も種は取れそう。一株で3鞘ぐらい取れればと思っていたのですが、そこまで多くは取れなさそうです。ロックウッディの受粉についてはYoutubeに動画をあげていますので宜しければ見てみて下さい。

 

うまくいけば1ヶ月後には種が取れるでしょうか。楽しみです。

 

f:id:rito-man:20200501194640j:image

ちなみに昨年蒔いたロックウッディは数を減らしながらも徐々に大きくなっています。が、私が実生が下手なので遅いですねー。まぁ気長な趣味なのでのんびり栽培したいと思います。

 

今年も種蒔き第1弾をしました。今回はラメリー、火星人、オベサです。オベサだけは自家採種。ラメリーと火星人は昨年の輸入種子ですが、昨年は散々な成績だったので今年は昨年に比べて少し早めに蒔いてみます。今回は土なども特にこだわりなく、中途半端に余っていた小粒の用土に表土はバーミキュライトを。種蒔きに関してはシンプルな環境が一番良い気がします。

 

f:id:rito-man:20200501194702j:image

だいぶ暖かくなってきたのでビニールハウスに入れておけば時期に発芽するでしょう。今年の種蒔きは第2弾として今月末くらいにその他のパキポを蒔こうと思います。過去にも記事にしましたが、LED冬蒔きや屋内蒔きをこれまではしていましたが、結局のところ適した暑い時期に蒔いて、ゆっくり育てる方が強く、形もいい株になることに今更ながら気付きました。

 

あとこんなものを手に入れました。

 

f:id:rito-man:20200501194721j:image

本当は医療用のハサミが欲しかったのですが、やはりめっちゃ高かったのと、医療従事者でなければ購入できなかったのでとりあえず細工用のはさみをAmazonで。何に使うかというと…

 

f:id:rito-man:20200501194737j:image

冬も取り込まずに屋外で越冬したグロボーサ(オススメしません!)がやはりだいぶ枯れこんでいる部分があるので、そこを…

 

f:id:rito-man:20200501194749j:image

こうやってカットしました。ずっとカットして綺麗にしたかったのですが、枝切りハサミや普通のハサミでは太過ぎて入らなかったので試しに細工用のハサミを買ってみたのです。細工用と言うよりは裁縫時に使うようなどちらかというと糸切りハサミに近かったので、あまり切れ味はよくなかったですが、これくらいなら平気で切れます。

ちなみにグロボーサは徒長し易い品種ですが、延びてしまった時も根元で切って樹液を流して乾かしてから土に挿しておくと上手くいけば挿木出来ます。機会があれば試してみてください。

 

f:id:rito-man:20200501202938j:image

古い写真ですがこちらが上記の株を棚から落とした時にもげたものを挿木して根付いた株。今もまだ元気に新芽も出て来ています。こうなりゃどんどん増やせますね…

 

話を戻して枯葉を取ったりするのが大好きなので結果的にこのハサミは大正解でした。このハサミとセリアで買ったクラフトピンセットがあれば最強。

 

冬型と夏型の置き場を入れ替えたり、芽吹いてきた株の植え替えをしたり、ハオルチアの交配をしたり園芸では大忙しです。色々と不安は多いですが、悲観しても物事は変わらないので、まずは自宅で出来ることを私もやっていきますね。

憧れのアクレアータ②【管理終了】

今回はアクレアータの報告です。前回で既に枯れていると思いますと結論出てしまったのですが、やはりダメでした。カビが大量発生で株も軽くてスカスカです。

 

f:id:rito-man:20210202003113j:plain

「ふと見るとカビだらけでした」

 

株は前回にも書いた通り、到着後、すぐに植え込んで温度25度前後、湿度50%前後の環境で管理していました。温度はもう少し高くてもいいですが、許容範囲かと思います。

発根促進する為に表面が濡れる程度にたまに霧吹き。この状況で一週間後には幹の緑は消え、茶色くなってきて、この時点でちょっと厳しいかもなという感じでした。

 

f:id:rito-man:20210202003204j:plain

「全体にカビが発生しています」

 

その後も引き続き同様の管理でしたが当然ながら一切なんの変化もなく、ふと気になって抜いてみたところこの状況でした。植物を育てているとふと何か違和感を感じる時ってありますよね。あの能力を園芸以外でも発揮したいです。

 

f:id:rito-man:20210202003700j:plain
「もう生気は全くありません」

 

考察します。まずこれまでの失敗した経験だと未発根株をダメにする時は大抵押したらブヨブヨで中から腐ってくるパターンでした。でも腐るということはまだ株の一部は生きているということです。腐りを取り除けば復活のチャンスはあります。一方で今回のように腐りもせずにカビが発生することも何度かありました。今回も塊根部や枝は全く腐りが入っていません。こうした場合は今回に限らずに手にした時点で重みがなかったり、色が悪かったり、あれ?と感覚的に思う株が多いように思います。そしてカビに気付いて切ってみるともう中は真っ黒で救いようがない場合です。

つまりこれって発根管理をはじめた時点で既に株は枯れていた可能性が高いです。既に枯れている植物をワクワクしながら管理するって悲しいですね…もちろん全ての場合においてというわけではないと思いますが、あくまで私の経験ではこのような確率がかなり高いです。例外的に灌木に関しては切り口がカビても復活のチャンスはあります。切り詰めるとまだ生きている部分が出てくる希望はあります。ただ塊根植物だと例外無くカビが出た時は全てダメでした。

 

今回のアクレアータも既に先日の投稿時にあまり状態が良くないと書きましたが、その通りでもしかすると日本に入ってきた時点で枯れていたのかもしれません。

葉があっても、花を咲かせていても、幹が緑であっても、生きていた時に蓄えていたパワーを使っているだけで、もう既に植物自体は枯れていることはよくあります。こうしたロスは海外から抜苗で入ってきた植物を扱う上では避けては通れないもので、こうしたリスクを考慮したうえでやはり未発根の植物とは向き合うべきと改めて感じました。このようなリスクがあっても欲しい樹形で合ったり、植物を手にする為には未発根に手を出してしまうのですが、そうした要素が不安であれば未発根株には手を出すべきではないと思います(発根管理って合う人、合わない人と割れると思います)。

それでも少しでもせっかく日本に来た植物なのでなんとかして生かしてあげようと試行錯誤しますが、ダメなときはやはりダメですね。

 

f:id:rito-man:20210202003831j:plain

「カビを洗い流しました。オブジェにします」

 

今回は憧れの植物を根も出せずに枯らしてしまったという事でダメージは大きいですが、これで少しでも私の失敗を参考に管理できる人が出来ればと思います。私は諦めずにアクレアータの現地球はいつか手に出来るように引き続き頑張ります。

 

とは言え、今年はコロナの影響で世界的に物流も混乱しています。日本でも多くの国からの航空便を当面停止するという案内がありました。こうした中ではなかなか新しい植物も海外からは入ってきにくい状態だと思います。今年は今ある植物を大切にしつつ、実生をどんどん頑張っていきたいですね。